2013年6月28日金曜日
友人の髪の毛
髪を切った次の日に、学校で「髪切った?」って聞かれると、、嬉しい。
なんでもないことなんだけど、自分のそのちょっとした変化に誰かが気づいてくれるっていうことで、自分と世界との繋がりを実感して、何か少しほっとするんだろう。
でも実際に「髪切った?」と聞かれても、
「うん」とか、「切ったよ」
くらいしか返答ができなくて、その相手のちょっとした気遣いに対して、満足に返せない歯がゆさを感じてしまう。
そしてたまにいるのが、「頭切った?」という頭がおかしくなったかのような聞き方をしてくる人。
それに対してもやっぱり、
「うん」とか「ううん」とか、
やっぱりそれくらいしか返す言葉が見つからない。
「今日はいい天気だね」みたいなもんで、
本当にちょっとした世間話だから、別にそんな会話なくてもいいとは思う。
ただ、世間話ではあるけど、自分のことだから気づいてくれたら少しだけ嬉しかったりするもの。
聞く側としてもどうせ大した返答は期待できない。
だからわざわざ聞くのも野暮だなとか思ったりする。
でも、考えてみてください。
髪なんて一生のうちにそう何度も切るものじゃない。
一年間に3,4回切るとして、80年間で300回くらいだ。
たったそれくらいのたわいもない会話だ。
だからめんどくさがらずに聞いてあげるべきなんだ。
「髪切った?」って。
それで友達の気持ちがほんの少しほっこりしたら、
それがまた別の友達に伝わっていったら、
そうやって世界が回っていけば、
きっとよくなる。
きっと世界はよくなる。
だから僕も聞こうと思います。
岩本君、
「髪切った?」