2014年7月23日水曜日

いつまでも見てればええやん


どうも!
お世話になっております。
ユークリッド君の友達のひらくりです。


アメリカでの生活も半分が終わりましてね、生活もだいぶ板についてきましたよ。
まず私、こちらでの移動手段が『Razor』という名前のキックボードなのですが、カーブを曲がるときにどのタイミングで体を傾け始めればいいか、坂を下るときのブレーキのかけ具合、それから部屋についた後の車庫入れ。
もう完璧です。



そんな話を聞きたいわけじゃないのはわかっています。
そう、アメリカのIT業界についてですよね。


けっこう前に日本からのインターン同期がこんな記事を書いて話題になりました。
「日本のITが永久にアメリカに勝てない理由」
http://bulk.co.jp/bloghomme/ochyai/070913467


僕も同じ企業でインターンしてて、日本にいたら絶対に経験できなかった超高待遇を経験しているわけです。
それでいろいろ将来について考えたりもしてたわけです。
思う所もあって、色々書きたいし、きっとこのブログの読者の中にも海外インターンに行きたい人がいるんじゃないかと思うので、書きたいんです。


これについて書きたいんですけど、もう今はそれどころじゃなくなりましたね。


うちの大学の博士学位の件です。

日本のアカデミックの将来とかいう前に、自分の大学の博士号の評価が地に落ちてしまって、最近それ関連のニュースを目にするたびに悲しい気持ちになります。
大学の評価よりも大事なのは、自分がどういう研究をしたかだってことは当たり前なんですが、、、
もしもこの先、あと一歩のところで掴めそうなポジションとか、もう少しで通りそうな予算とか、そういうものが変なバイアスによって掴めなくなる可能性を考えてしまうと、やっぱりへこみますね。

この件に関して現役の学生は一切悪くないのに、そのツケが今まさに博士号を取ろうと頑張っている人たちに降りかかってくるのは非常に残念です。
過去を切り捨てて若い人たちがやり直すっていうんなら大学の評価が少しくらい下がっても立て直してやるぐらいの覚悟になるんですが、将来ある人たちも巻き添えに過去の人たちを守るっていうんだからね。

つまり今逆境にいる私たちですが、それをはねのけるだけの素晴らしい研究をすれば、何も関係なくなるわけです。
Natureに通すぐらいのことをやったらどこの大学だとか関係ないですからね。
まぁうちからNatureに通したらまたなんか言われそうだけれども。

そもそも博士論文で不正をする人なんて本当にありえなくて、それが当たり前なわけないですからね。
標準年限の3年で学位を取れる人だってそんなに多くないし、学位を与えられるに見合った人だと認められて始めて学位がもらえるわけです。少なくとも僕の周りはそうです。
博士を取るのがどれだけ大変かってことですよ。
その努力の結果取れた学位が不名誉なものだったら非常に悲しいですよ。


僕がいろんな研究機関でインターンしてきて思うのは、どこの大学かなんて研究をする上ではまったく関係ないということです。
指導教官とか共同研究者とかは研究を進める上で非常に重要ですが、大学名によってその研究に影響が出ることなんてないですよ。
このまま書いていくと愚痴になってしまいそうなのでこの辺にしておきましょうか。
事態が好転することを祈ってます。


もっと適当なことを書いて過ごしたかったんですけどちょっと今はそんなにお気楽な気持ちになれないのです。


次回くらいからはもっと有益な情報を少しずつ流していきますかね。
日本とアメリカの研究を取り巻く環境の違いは非常におもしろいので是非とも紹介したいと思います。
それからアメリカの企業でインターンすることのススメとそのためにするべき4,5個のことについても近々更新していく予定です。
キックボード仲間についても引き続き募集しております。



よろしくお願いします。